地域ブランディングセミナーの開催報告(久留米会場)
2013年2月8日(金)、福岡県久留米市のハイネスホテル・久留米にて、食品・農林水産業に関する地域ブランド化についてのセミナーが開催されました。このセミナーは、全国6箇所で順次開催予定の第4弾。「地域ブランディング~次の視点」と題し、九州を中心に数多くの参加者を迎え、地域ブランド化を進める上での課題の解決方法について有意義な意見交換を行いました。
【開催概要】
日時 : 2013年2月8日(金)13:00~17:00
場所 : ハイネスホテル・久留米(西鉄久留米駅より徒歩1分)
主催 : 食と農林水産業の地域ブランド協議会
共催 : 久留米市
【開催報告】
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◆「地域ブランディング~次の視点」
◇◆第1部 基調講演◆◇
「地域ブランドの現状とその効果~今後向かうべき方向性」
~各地の地域ブランドの取組状況調査結果の徹底分析~
地域ブランドへの取組主体を対象としたアンケート調査結果を踏まえ、単なる成功事例の紹介ではなく、各地域の抱える「課題」を浮き彫りにする基調講演を行いました(講師:㈱ブランド総合研究所代表取締役 田中章雄)。
参考資料:ダウンロードはコチラ
◇◆第2部 パネルディスカッション◆◇
『隣接大都市とは違う独自の地域ブランドの確立に向けて~直売の実態と地理的表示の対応策』
パネリスト:
東京理科大学専門職大学院 教授 生越由美(おごせ ゆみ)
おおむら夢ファーム シュシュ 代表 山口成美(やまぐち なるみ)
道の駅くるめ 駅長 宮原諒典(みやはら みちのり)
山の壽酒造株式会社 営業本部長 山口郁代(やまぐち いくよ)
ファシリテーター:
株式会社ブランド総合研究所 代表取締役社長 田中章雄(たなか あきお)
各界の皆様にご登壇いただき、パネルディスカッションを行いました。
大都市の隣接都市のメリットとして、生産者の顔の見える取り組みや、消費者の声に耳を傾けて日常につなげることの重要さについて具体的な取り組み事例を交えてお話を伺いました。さらに、価格競争に陥らないためのブランドづくりのポイントについて、「女性視点」や「弱みを補完する連携」、「駆り立てられるようなネーミング」などの重要性についても議論が行われました。
また、昨今の模倣品によるブランドイメージの低下問題についても知的財産を守る視点から、外部にマネをされない取り組みと、内部で品質規準を満たさないものは出さないという厳格なルールづくりの必要性についてお話を伺いました。
会場からは、個別案件に対する現地指導を望む声や、このような場を定期的に開催してほしいといった意見が寄せられました。
パネリストの皆さん
60名を超える参加者が熱心に耳を傾けました
◇◆第3部 地域カフェ◆◇
福岡県および近隣県から8団体の皆様より、各地の特産品等を活かした各種商品のご提供をいただきました。来場者は実際に試飲・試食をしながら、パネリストも交えて活発な意見交換を致しました。
実際の商品を前に、事業者と来場者で意見交換
【以降のセミナー等開催予定】
2月18日(月) 茨城県水戸市 詳細はコチラ
3月21日(木) 東京にて、地域ブランド協議会の総会を開催