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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
肉牛、生乳、水田ごぼう、人参(熊本県菊池市)

事業実施主体


JA菊池(菊池地域農業協同組合)


プロジェクトの狙い

ファミリーブランドとしての「きくちのまんま」を展開していくために、まずブランド認定される栽培マニュア ルを 見直し、消費者に新鮮で、うまみ成分の高い、安全な品物を提供していくことにより、商品としての価 値を高めていくことを真の目的とする。 また、認知度を高めていく手段として、地産地消、食育の推進、地域諸資源との連携を行ない「阿蘇の 伏流水が湧き出す菊池水源と肥沃な大地が広がる自然環境から生み出される環境志向の農畜産物」と いう地域イメージがモノとしての「きくちのまんま」によりよいイメージとして効果的に付与され強固なブランド へと展開することを狙っていく。


取組の概要


えこめ牛

試食会

バター

【新商品の開発】

●肉牛:菊池地域のお米(飼料用米)を食べて育った牛肉
・エサの大半である輸入穀物の一部を地場産の"お米"でまかなうことができるため、食料自給率の向上につながり、輸送に要するCO2が削減できる。また、水田を有効に活用できることからダムの役割を果たし、地下水の保全にも貢献している。
●生乳:バター
・non-GMO(遺伝子組換え飼料でない)牛乳を使用したバターが完成。
●水田ゴボウ:かりんとう(販売価格=1袋60g入り 200円予定)
・水田で生育したゴボウを使用している。風味の豊かさが特徴的である。
●人参:かりんとう(販売価格=1袋60g入り 200円予定)
・規格外品の有効活用及び有利販売。
・人参栽培マニュアル:ペレット堆肥を利用した循環型農業の栽培試験及び栽培施肥基準を作成。



人参栽培マニュアルとかりんとう

【新商品による新たな販路の開拓】

●肉牛:大手食肉会社と業務提携し、九州、県内で販売。
管内では、JA農産物市場、道の駅で販売。また、地元温泉観光旅館協同組合とPRキャンペーンを実施。


【ブランドツールの開発】

●2011年 『えこめ牛』の商標権を取得。 第5396125号
『えこめ牛』の『えこめ』とは、地球環境に優しいと言う意味を表すエコと米を合わせた造語です。まさにお米を食べて育った地球環境に優しい牛です。



2011年 商標登録

【組織体制の構築】

●実施主体:JA菊池(菊池地域農業協同組合)
●行政との連携:
(肉牛)熊本県菊池地域振興局、菊池市と連携し食料自給率の向上を図る。
(ゴボウ、人参)加工・販売業者と委託共同開発による販売を検討。


【今後の課題】

●販売先の確保、既存の商品との差別化が問題である。


成果目標と達成状況

(肉牛)
●生産額:45,150万円(前年度30,100万円)
●生産頭数:1,500頭(前年度1,000頭)
●単価:30万円(前年度30万)


協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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