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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
小国杉材(熊本県小国町)

事業実施主体


小国町森林組合


プロジェクトの狙い

小国杉の歴史は古く、250年前だと言われており、阿蘇山の外輪から北側へ肥沃な土地がのび、冬の低温に加え、雨量も多く杉に適した産地で至るところに聳え立っている。色と艶さらに調湿機能にすぐれており、板材として長崎、福岡方面で多く使われてきた杉を、フローリング材、壁材として販売し、木のやすらぎとぬくもりを感じてもらい、快適な住み心地の家のツールとなるようにブランド化に努める。


取組の概要


下側が他産の杉板、上側が小国杉板

熟成した小国杉丸太

【新商品の開発】

●湧田山の麓にある岳ノ湯温泉地から湧き出ている地熱温泉蒸気を利用して、小国杉を乾燥し、商品として売り出す。
●サイズ 長さ4メータ×幅150ミリ×厚30ミリ その他のサイズあり。
●杉の成分を損なわない、天然に近い材料で香り、色、艶がある。


【新商品による新たな販路の開拓】

●主な地域は九州、全国へも発信
●工務店、建築士、消費者



地熱くん

永遠と湧き出る蒸気

【ブランドツールの開発】

●小国は、温暖な気候に恵まれ、木材の文化が漂う町である。
環境に配慮した森づくりで森林認証林7,000ha)も取得している。自然に近い状態の木材で消費者に提供する事を目指している。


【組織体制の構築】

●実施主体: 小国町森林組合
●参画団体: 小国杉の家づくり研究会 地元製材所、工務店



水の都でもある小国町

小国のシンボル湧田山

【今後の課題】

●小国町の応援団づくり(小国ファンをつくる事)
●ツーリズムと連携しながら、観光、農業の活性化にも繋げて行く。
●小国杉から小国の景観、人、産物へと繋がる取り組みを実施する。


成果目標と達成状況

●目標:小国杉の家7棟 出荷量100m2
●実績:小国杉の家9棟 出荷量200m2(平成22年度)
平成23年度は小国杉の家15棟 出荷量400m2を目指していく


協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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