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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
豊前棚田ゆずペースト(福岡県豊前市)

事業実施主体


豊前棚田ゆず振興協議会


プロジェクトの狙い

●山間部の小規模な産地にある素晴らしい香りのゆずを、加工によって香り良くお客さまに使いやすい商材として流通させることで、存続させようと生産者・商工事業者・流通事業者が連携して進めようと考えた。
●適度な苦みと甘みにコントロールした製法で、常温流通が可能なゆずペーストは菓子にも料理にも使える点が強み。


取組の概要


豊前棚田ゆずペースト

ロゴマーク

【新商品の開発】

●新鮮なゆずを使った「丸ごとしぼり」の加工品
●小サイズ420円
(内容量140cc、原材料:ゆず、グラニュー糖、製造方法:加熱処理)
●商品の特徴、売り
適度な苦みと甘み、香りのバランスそのまま口に入れても美味しく、製菓材料、調理素材に使えるオーダーメイドの微糖タイプも製造 


【新商品による新たな販路の開拓】
●道の駅「豊前おこしかけ」を起点に店頭販売、全国発送、フランス、シンガポールに輸出
●消費者からの買い求めが多く、卸し先は食品商社、全国の道の駅、大都市圏の料理教室、製菓店、小売店


【ブランドツールの開発】

●ゆずペーストとこれを使った二次加工品の商品総合カタログを作成、ギフト商品づくりも実施
●ロゴマークを作成し、形象を商標登録
●協議会の認証基準を設け、認められた商品群に使用している


【組織体制の構築】

●協議会には生産者・JA、商工事業者、道の駅、県、市などが参加し、参加を希望する事業者は多い。
●JA、豊前市、県の生産に関する生産者支援も
●協議会の要は道の駅「豊前おこしかけ」の駅長白石道雄氏
協議会の会長でもあり、地域物産の振興に関わる。
プロデューサーの尾崎正利((有)職彩工房たくみ)と一緒に活動を推進。


【今後の課題】

●白石会長の持論である「特産品は永遠の命を持たねばならない」
(つまり、物が出来て売れて良かったではなく、農業者が再生産に励んでくれるくらいの生産者価格を維持していけることが重要)
協議会では従来の2倍の買い取り価格を実現できたが、これからも高齢化が進む生産者を励ましていきたい。フランスへの輸出には生産者も盛り上がった。


成果目標と達成状況

●生産額(ペーストを含めて年間5000万円、当初目標を達成)
●生産量(年間5tの買い取り・加工使用、当初目標を達成)
●単価(年間平均220円/kg、当初目標を達成)


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協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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