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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
愛南びやびやかつお(愛媛県愛南町)

事業実施主体


愛南漁業協同組合


プロジェクトの狙い

四国一の水揚げを誇る愛南町のかつおを効果的にPRすることにより、愛南町地域イメージの向上を図り、ひいては、愛南町に水揚される全ての新鮮な魚介類の評価の向上を目指す。まずは、「愛南びやびやかつお」の差別化と商品化を実現し、その後、マダイ、イサキ、アマダイなど、全ての魚種で日帰り商品をシリーズ化することを目標とする。また、飲食店との連携を図り、魚食文化を発信しながら、愛南町の地域イメージの向上を図る。


取組の概要

【新商品の開発】

●かつおの刺身に、かつおのづけ加工品、かつお料理を展開
●「愛南びやびやかつお」のブランド基準の設定
・一本釣りで船上活〆脱血処理
・漁場から3時間で水揚げ、午後市にかけ、ただちに料飲店へ配送
●商品の特徴、売り
・鮮度がよく、生臭くなく、くせのないさっぱりとした味
・もちもちした食感で、歯ごたえがまったく違う
・和風だけでなく洋風などバリエーション豊かに楽しめる


【新商品による新たな販路の開拓】

●地元の特選料理として情報発信し、四国内の旅行者を集客
 新鮮なかつおを提供する料理店6店「愛南びやびやかつお広め隊」


【ブランドツールの開発】

●名称「愛南びやびやかつお」の作成
「びやびや」とは地元の浜言葉で、鮮度が抜群な状態をさす。
●商標登録済で、各種の情報発信ツールに活用している。


【組織体制の構築】

●実施主体:愛南漁業協同組合
●行政との連携:愛南町水産課産業振興室と連携、魚食のまちを全国に発信
●漁業者、料理店6店と連携して、町ぐるみで取り組んでいる


【今後の課題】

最近の傾向として釣れる時は量的にも多いが釣れない時は全く釣れなくなっている。
現状の鮮魚のままでは販路を拡大できないため、冷凍保存技術を研究中である。また、新鮮な魚として「愛南びやびや」ブランドを位置づけ、かつお以外の魚種に拡大していく予定である。


成果目標と達成状況

●目標
当組合に水揚げされる日帰り鰹の5%

●達成量
1450kg

●効果
当組合に水揚げされる日帰りかつおの平均キロ単価が600円であったが、「愛南びやびやかつお」については1040円で仕切る事が出来た


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協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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