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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
安芸の一粒・厳蠣(広島県廿日市市)

事業実施主体


大野漁業協同組合


プロジェクトの狙い

「広島かき」は、全国一の生産量を占め、知名度も高いが、養殖経営は年々厳しい状況が続いている。このため、産地間競争に負けない自分たちで誇れるかきを生産、ブランド化することによって、収益力の強化を図ることを目指している。具体的には、従来の養殖かきとの違いを消費者が目で見て、食べてわかる特徴を持った「一粒かき」を人工種苗生産技術を用いて、生産、販売することである。


取組の概要

【新商品の開発】

●「安芸の一粒」は、全国のかき生産者で初めて種苗生産から育成、出荷までの一貫生産に成功し、こだわりの逸品として創り あげたかきです。最先端の採苗技術に昔ながらの干潟養殖を取り入れ、より天然に近い姿で一粒づつ育成するため、かき本来が持つ美味しさを堪能することができます。
●中でも、特に成長が良く一年未満で出荷できるものを「厳蠣」(げんき)と命名し、市場に出回ることがごく稀な幻の若がきとして復活させています。


【新商品による新たな販路の開拓】

●テレビ、雑誌等へのメディア露出によるPR活動
●地元旅館、飲食店への販売を通じての情報発信
●インターネット販売、オーナー制度の開設
●消費者との交流活動を通じての産地PR活動


【ブランドツールの開発】

●消費者向け宅配用チラシの作成
●オーナー制度リーフレットの作成
●幟の作成
●商標登録済


【組織体制の構築】

●実施主体:大野漁業協同組合 安芸の一粒会
●行政との連携:広島県水産課及び廿日市市農林水産課と連携
●地域イベント開催時において商工業者等と連携


【今後の課題】

●かき養殖漁業への理解を深めてもらうための産地見学会を開催して、消費者との交流を図るとともに産地へのファンづくりを目指す。
●焼きがき等の飲食サービスの提供により、鮮度の良さや美味しさをPRし、産地イメージの形成を図る。


成果目標と達成状況

●目標   年間販売個数 10万個
●達成量  年間販売個数   5万個     
●効果   2年続けての天候不順により、生産量が少なくなって目標を達成できなかったが、ブランドの知名度向上や販売体制づくりには、見込んだとおりの成果が得られた。また、販売方針を固めて、単価アップにつなげることができた。     


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協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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