地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
赤梨(広島県世羅町)
事業実施主体
世羅高原6次産業推進協議会
プロジェクトの狙い
消費者にとって世羅高原をイメージしやすい農畜産物となっている赤梨からブランド形成することで、最終的には世羅地域全体のブランド化を図る。
取組の概要
せら梨
世羅っとした梨
ランニングウォーター
せら梨スムージー
【新商品の開発】
●「せら梨スムージー」、「世羅っとした梨ランニングウォーター」、「世羅っとした梨ランニングゼリー(開発中)」
●「せら梨」の基準
・世羅町内で生産された赤梨
・基準をクリアした赤梨
①無袋栽培
②たい肥基準(10aあたり毎年平均2t以上のたい肥を入れた土作り)
③栽培環境(多目的ネット被覆、遅霜・防蛾対策、施肥・防除)
●商品の特徴、売り
「せら梨スムージー」
せら梨をシャーベット状にしたさっぱりとのどごしの良い飲み物
「世羅っとした梨ランニングウォーター」
アミノ酸を加えカロリーオフでごくごく飲めるタイプのドリンク
「世羅っとした梨ランニングゼリー(開発中)」
子どもからお年寄りまで飲める甘くて美味しい飲むゼリー
【新商品による新たな販路の開拓】
●「せら梨スムージー」
町内5つの飲食店でオリジナルののぼりを立てPR・販売している。
●「世羅っとした梨ランニングウォーター」
町内産直市場、コンビニ、ひろしま夢ぷらざで販売。1本120円
●「世羅っとした梨ランニングゼリー(開発中)」
町内産直市場、スーパーなどの販路開拓をめざす。
商標登録・のぼりでPR
【ブランドツールの開発】
●名称「ランニングウォーター」商標登録済(平成22年12月10日)
●名称「せら梨」の地域団体商標登録をめざす。
●ロゴマーク「せら梨」の商標登録をめざす。
●ブランドストーリー
「駅伝」と「梨」、世羅の伝統と誇りが一つになった商品は「一年中せら梨が楽しめる」という新しい価値を創った。
【組織体制の構築】
●実施主体:世羅高原6次産業推進協議会
●行政との連携:世羅町産業観光課と連携し、世羅ブランドの確立をめざす
●梨農園、JA、(協)夢高原市場、世羅高原6産業ネットワークと連携し、町ぐるみで取り組んでいる。
【今後の課題】
●伝統ある技術力をもって、さらなる高級品・頂上商品の開発と「ランニングのまち世羅」というイメージを最大限活かした製品の開発を行ない、10年後には世羅地域全体のイメージ向上につなげる。
成果目標と達成状況
●目標額:702,846千円 達成額:748,838千円 (平成22年)
●目標単価:392円/kg 達成単価:404円/kg (平成22年)
●効果:「世羅っとした梨ランニングウォーター」の開発やパンフレット、HPによる啓発、東京への見本市出展で知名度向上につながった。また、昨年夏の猛暑が落ち着いた9月以降販売環境が一転して「品薄、単価高」となった。