地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
新銘茶・新商品の開発と認証制度(静岡県掛川市)
事業実施主体
掛川茶振興協会
プロジェクトの狙い
掛川市は、毎年開催される各種品評会において常に上位入賞している茶産地で、小売業などの間では、良質な深蒸し茶の産地として知られているが、消費者側の全国的な知名度はまだ低かったため、高品質な新銘茶によるブランド化や加工商品の開発により、掛川茶全体の知名度の向上を図る。
取組の概要
【新商品の開発】
●新銘茶『天葉(あまね)』
市推奨品種である「さえみどり」「つゆひかり」の一番茶の荒茶を審査し、高品質なものを『天葉』として認定。
●加工商品『わらびもち』『ポテトチップス』など
掛川名産のお茶を加えてアレンジした商品
●イメージアップ
おいしい掛川茶を提供するための認証制度の確立
お茶マイスター認定やおいしい掛川茶が飲める店認証
【新商品による新たな販路の開拓】
●『天葉』は市内にある茶商にて取り扱われている。
「さえみどり」は緑色、「つゆひかり」は黒色の缶入り。
●『わらびもち』等の加工商品も市内を中心に販売されている。
【ブランドツールの開発】
●一般公募で誕生した『天葉』
トップブランドとして名称を一般公募。
「天空へと広がり、あまねく知れ渡る」というイメージと、響きの良さなどから『天葉』に決定。
●掛川茶マップの作成
『天葉』や加工品の『わらびもち』、おいしい掛川茶が飲める店など
本事業による取り組みを効果的に伝えるため、これらを記載した『掛川茶マップ』を作成し、販売店舗等での配布やHP等で情報発信。
【組織体制の構築】
●実施主体:掛川茶振興協会
(茶商・JA・商工会議所・行政)
【今後の課題】
●「さえみどり」「つゆひかり」の生産量・品質向上等の研究。
●『掛川茶マップ』を活用し、『天葉』及び加工商品だけでなく、掛川茶全体のイメージアップを図る。
成果目標と達成状況
●成果目標 品質、信頼性の向上と高級品数量の増加
『加工商品』の出荷量、販売額の増加、新銘茶の販促
●達成状況 高級仕上茶:150kg
加工品総額:1000万円