事例報告1「愛南日帰りかつお」 #3
報告者 藤田知右 愛南漁業協同組合販売課長
平成20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告
今年度の取組みと今後の目標
「愛南びやびやかつお」の特徴である鮮度を客観的なデータで示すため、鮮度調査を行いました。愛媛県水産研究センターで鮮度の目安となるK値を調べていただきました。K値が低いものほど鮮度が高く、通常20%以下が鮮度が高いとされていますが、解体当日の検査で3.6%、翌日の検査でも11.8%でした。食談会には、パネリストに、松山市出身で広告批評家の天野祐吉様、愛媛大学教授でかつおの本も多数出版されている若林様、フレンチレストラン・シェフの門田様を迎え、かつおについての談義をしていただきました。アンケートを実施し、食に関する専門家等からの第三者評価を収集、松山市内の飲食店グループとの連携の布石としました。
食談会のアンケートでは、「一般に販売されているものとはまるで別もの」「愛南町へ来てもらう仕掛けが必要だ」「安く売らないで高級ブランド化もひとつ」といった貴重な意見をいただきました。
また、松山市内の飲食店15店舗で、「4Daysびやびやfesta」というイベントを開催し、素材を生かしたかつお料理のメニューを提供してもらいました。そのときのお客様からのアンケート結果をご紹介します。「味はいかがでしたか」の問いには、「とてもおいしかった」「おいしかった」を合わせて95%。「また食べたいと思いますか」には、91%が「はい」と答えています。一方、「あなたならどんな食べ方がいいと思いますか」については、「タタキ」と「刺身」が多かったのですが、びやびやかつおの特性を生かした新しい食べ方の提案が今後の課題と感じました。
ブランドツールの検討会議では、ブランド名に「愛南」という地名と、新鮮さをあらわす「びやびや」を入れて「愛南びやびやかつお」としました。そして、ロゴマーク、キャラクターも決定しました。食の専門家を呼んで新しい料理レシピの検討会も実施しました。どんぶり、みそ漬けどん、イタリア風サラダ、コチュジャンあえ等、料理レシピの提案を受けました。また、地元特産の柑橘「愛南ゴールド」を使ったソースなど、15書類のソースも検討しました。今後、県内の飲食店へ提案していきます。
今後の事業目標としては、松山市以南の料飲店と連携強化し、販路開拓とブランド管理をしていきます。2番目に、漁船漁業者、仲買人との連携を強化し、かつおの確保と流通経路の開拓をしていきます。3番目に、市場調査と情報発信の強化をし、「愛南びやびやかつお体験モニターツアー」などを実施していく予定です。
最終目標は、愛南町の日帰りかつおを県内へPRし、愛媛県内のかつお消費量の増加を目指し、日帰りかつおのブランドを確立させ、ほかの魚種への展開をしていきたいと思います。




